不足している組織を補う医学的方法として、まず行われたのが外科手術によるプロテーゼ埋入や自己組織の採取・移植です。
これらの外科的な方法は医学的に合理的であり、現在でも行われておりますが、
より簡便に小さな侵襲で施行できる方法の一つとしてフィラーの注入法が採られるようになり、中でもヒアルロン酸は元々人体内にも存在する成分であり、形も比較的造りやすい点が評価されています。しかし、持続性を優先させた場合は硬いヒアルロン酸を使用する必要があり、形の保持には充分な一方、触感は硬いゴムのようでした。
そこで更に研究が進められた結果、もう一つの成分として
ポリアミド製の粘性フィラーが開発され、これは触感も硬めの乳腺程度と「
自然」であり、吸収性ですが持続期間も年単位なため、目的に適ったものです。また、ポリアミド自体は医療材料として長年使用されてきた成分であり、万が一気に入らないときも分解排出が可能で戻すことができるため、やり直しの利く方法です。
注射だけで済むため手術創の心配がなく、2004年より22か国で臨床使用され、安全性は確立しています。
松井医院が採用した
アクアリフトは注入(フィラー)用ポリアミド製剤の
先発品です。
AQUAliftのメーカーサイト