下垂して乳頭部が下向きになっている乳房を上向きに吊り上げる医学的方法として、まず行われたのが外科手術による乳房縮小+乳頭部皮弁移動の手術です。
これらの外科的な方法は医学的に合理的であり、現在でも行われておりますが、手術であるため相当量の出血や皮膚の傷跡、麻酔の危険性等を伴います。また、一番の問題は手術創が乳房自体に無視できな程度で長く目立って付くことと言えます。
一方、人体にとって親和性の高い物質が研究される中、外科分野で広く使用されている医療用の吸収糸をアレンジして糸自体にギザギザの「返し」(cog)を付けることで引き上げ効果の保持力を持たせた専用糸がイタリアで開発され(
ハッピーリフト糸)、この技術が乳房手術にも応用されていますが、開発者であるイタリアのPh.D , MD アッカードより直接レクチャーを受けて松井医院でも施行しております。
本法は傷が微小切開だけで済み、乳房への傷は針穴のみとなるため乳房の皮膚に大きな傷を残しません。